このブログを始めるにあたって、Claudeにこんな相談をした。
「Nature Remoのデータを活用してブログを運営したいのだが、何かいいアイデアはないか」
何回か対話したのちに出てきたアイデアのひとつが、「APIを使ってデータを自動取得・記録し、ブログへの自動投稿につなげる」という仕組みだった。
正直、APIという言葉は知っていたが、自分で使うとは思っていなかった。ただ、ClaudeCodeというAIツールを使えばプログラムを自分で書かなくても作れる、という話を聞いて、試してみることにした。
Nature Remoとは
Nature Remoはスマートホーム向けのデバイスで、エアコンや照明をスマホで操作できるシリーズ。その上位モデルにあたるNature Remo Eは、スマートメーター・パワコン・エコキュートなどの住宅設備と連携して、発電量・消費電力・売買電・お湯の残量といったエネルギーデータをまとめて収集・表示できる。
我が家ではV2Hシステムとも連携しており、バッテリー残量や充放電の状況もアプリ上で確認できる。いわば家のエネルギー全体を見渡せる「司令塔」のような存在だ。
APIという扉
Nature RemoにはAPIが公開されている。APIとは、アプリやシステムが外部のプログラムとデータをやり取りするための仕組みのこと。つまり、自分でプログラムを作れば、Nature Remoのデータを自動で取得・記録できる。
アプリで見えるのはあくまで「今この瞬間」のデータ。過去のデータを蓄積したり、自動で記録したりするには一工夫必要になる。そこでAPIの出番となった。
AIと一緒に作った、というのはどういうことか
使ったのはClaude Code。Anthropicが提供するAIで、プログラムの作成・修正・デバッグをチャット形式でお願いできるツール。
実際の作業はこんな感じ。
「Nature Remo APIからデータを取得して表示するPythonスクリプトを作ってください」
と伝えると、コードを書いてくれる。実行してエラーが出たらエラー文をそのまま貼り付けて「直してください」。これを繰り返す。
プログラムの経験があまりない自分でも、この進め方で動くものができた。ただ、AIが一発で正解を出すわけではない。データ構造の読み違いでおかしな値が出たり、WindowsのパスがLinux環境で動かなかったり、試行錯誤の連続だった。
ただ面白いのは、エラーが出るたびにその内容をそのままClaudeに伝えると、原因を分析して修正案を出してくれること。「なぜそうなるのか」の説明も添えてくれるので、なんとなく理解しながら進められる。最終的にはすべての問題をClaudeとの対話の中で解決できた。人間がやったのは「実行して結果を貼り付ける」だけ、と言っても過言ではない。
そのやり取り自体がブログのネタになっているのはご愛嬌。
現在取得できているデータ
| デバイス | 取得データ |
|---|---|
| 太陽光(PV) | 瞬間発電電力・積算発電電力量 |
| スマートメーター | 瞬間消費電力・積算買電量・積算売電量 |
| V2H | バッテリー残量・充放電電力・積算充放電量 |
| エコキュート | 残湯量・使用湯量 |
1時間ごとの自動記録
データの取得だけでは不十分で、記録し続けることに意味がある。そこで活用したのがGitHub Actionsというクラウドサービス。
仕組みはシンプルで、GitHubのサーバーが毎時間自動でPythonスクリプトを実行して、CSVファイルにデータを追記してくれる。PCの電源が切れていても動き続ける。費用は無料。
毎時0分
↓(GitHubのサーバーが自動実行)
Nature Remo APIからデータ取得
↓
CSVに1行追記
↓
GitHubに自動保存
これが今も動き続けている。
技術的な詳細に興味がある方へ
APIトークンの取得方法・Pythonスクリプトの中身・GitHub Actionsの設定ファイルについては、別途技術記事として詳しく書く予定。「自分も試してみたい」という方はそちらも参考にしてほしい。
次のステップ:このブログへの自動投稿
現在はCSVへの記録までが自動化できている。次のステップとして、取得したデータを元にWordPressへの自動投稿も視野に入れている。詳細は追って記事にしていく予定。

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